データサイエンス
ベイズ統計学
読み方:べいずとうけいがく
ベイズ統計学とは
ベイズ統計学(Bayesian Statistics)は、事前に持っている知識(事前確率)に新しいデータの証拠を組み合わせて、確率(事後確率)を更新していく統計学の体系です。18世紀の数学者トーマス・ベイズが提唱したベイズの定理に基づいています。
AIとの関わり
迷惑メールフィルターは、新しいメールを受信するたびに「これは迷惑メールである確率」を更新し続けるベイズ統計の代表的な応用です。機械学習 では予測の不確実性(どれくらい自信があるか)を定量化できる点が重要視され、医療診断や自動運転など「判断の信頼度」が求められる領域で特に有効です。
リスク管理領域における「不確実性」の定量化
企業におけるAI導入で最も恐れられるのは「AIが100%間違っているのに自信満々に見えること(ハルシネーション等)」です。ベイズ統計学的アプローチを組み込んだAIは、「この判断は80%の確率で正解だが、20%は全く見当違いかもしれない」という不確実度もセットで出力します。これにより、自動運転であれば「不確実性が高いため人間のドライバーに権限を戻す」といった安全なフローを生み出すことが可能になります。